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インプラント

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乳歯・永久歯に続く第3の歯

歯を失ったとき、一般的にはブリッジや義歯による治療を行います。また、自家歯牙移植が可能な場合もありますが、現在、チタン製人工歯根を顎骨に植え込んで、歯根から新しく歯を作る方法<歯科インプラント>の技術が確立されており、従来の義歯にはない快適な使用感が得られます。

当院では、平成9年にインプラント治療を始め、当初より、スウェーデンAstra社製のシンプルで骨吸収の少ないインプラントシステムを使用しております。当システムは、その研究開発力と長期安定性が世界中で高い評価を得ています。しかし、シンプルなだけに、当システムだけでは対応できない症例も出てまいりました。そこで、平成19年末、インプラントの元祖Nobel Biocare社のシステムを導入しました。それにより、CTの情報をもとにCADによる埋入手術を計画し、より正確で安全な手術を行えるようになりました。また、患者さんには、1.痛くない 2.早い 3.時間・コストの削減 4.審美性が高い などのメリットも生まれます。

なお、当院では、術前検査の1つとして、レントゲン撮影以外に、全例、CT撮影をお願いしております。CTデータは、シミュレーションソフトであるNobel Biocare社のNobel Guideまたは、アイキャット社(大阪大学歯学部初のベンチャー企業)のLandmark Systemにより充分な解析をし、安全かつ正確な手術を行っております。

また、平成23年12月に歯科用CTを導入しましたので、術前、術中、術後の確認、経過観察が容易に行えるようになり、より確実な治療をご提供できるようになっております。

インプラントの原理 オッセオインテグレーション(Osseointegration)とは

現在主流の歯科インプラントはチタン製のインプラント体が骨と直接結合する原理を利用しています。これは1952年スウェーデンのブローネマルク教授により偶然発見され、その後研究開発され、その技術は1965年から臨床応用され40年以上の歴史を経て今日に至っています。オッセ オインテグレーション(Osseointegration)とはインプラント体が骨(Os)と統合、一体化(integration)するという造語です。

インプラント体にはねじ山が施され、一見木ねじやボルトのように見えますが、治癒期間を経て骨と一体化すると逆に回そうとしても外れないというところが、木ねじとは異なるところで、その強固な結合力が口腔内で咬合力を支え、自然の歯と同様の咬み心地が供されます。

他の治療法との比較

  治療方法とイメージ 硬いものが噛める 違和感がない 美しい仕上がり 保険適応がある 特徴
インプラント

インプラントイメージ

歯の根の代わりになるチタンの棒を骨に埋め込み、その上に歯をかぶせていく方法。
×

○顎の骨に固定されているので自分の歯と同じように食べることができる

○周囲の歯に負担をかけない

×簡単な手術が必要

ブリ

ブリッジイメージ

失った歯の両側の歯を削り、冠を橋渡しすることによって失った歯を補う方法。

(材料等に応じて)

○固定式のため違和感があまりない

×両隣の健康な歯を削らなければならない

×周囲の歯に負担をかける

部分入れ歯

入れ歯イメージ

失った歯の周囲の歯に金属の留め金をつけて、取り外しの人工の歯を留める方法。

(材料等に応じて)

○歯を削らずに済む

×食べ物が詰まりやすく、虫歯や口臭の原因になりやすい

×周囲の歯に負担をかける

総入れ歯

総入れ歯イメージ

取り外しの人工の歯を顎の上に載せる方法。

(材料等に応じて)

○簡便である

×入れ歯がぐらついたり、ずれたりする

×食べ物が入れ歯と歯茎の間にはさまり、痛むことがある

長所と短所

  • 長所
    • インプラントは顎の骨と直接結合(オッセオインテグレーション)しているので、義歯のようながたつきが全くなく、自分の歯と同じようにしっかりと噛むことができる。
    • 咬合力は骨に伝わり、義歯のように咬むと歯茎が痛むようなことがない。
    • 使い心地、見た目がよい。
      (義歯のようなバネがない。)
    • 健康な歯を削らなくてよいため、他の歯に負担をかけない。
      (ブリッジのように他の歯との連結をしない。インプラント単独で機能します。)
    • 義歯のように顎骨がやせることがないので、何度も作り替える必要がない。
    • 義歯のように食事の際、義歯と歯茎の間に食べ物が入り込むことがない。
  • 短所
    • 手術が必要である。
      (親知らずを抜く程度)
    • 術後、治癒期間が必要である。
      (2~5か月)
    • 顎の骨が極端に薄い場合や、全身的に重篤な疾患がある場合は難しい。

リスクと成功率

インプラント治療は手術的な処置である以上、リスクはゼロではありません。手術時に最も注意しなければならないのは、下顎では下顎骨の中を走る下顎管(下顎の歯、骨、歯肉、唇などを支配する神経、血管をおさめた管)、上顎では鼻腔の側方の上顎の骨のなかにある上顎洞とよばれる空洞です。それらが損傷を受けると出血、神経麻痺、炎症などを起こす危険性があり、術前にそれらの位置を十分に把握しておく必要があります。従来はレントゲンフィルム1枚で半ば勘に頼った手術を行っていたこともありましたが、最近はCT撮影とシミュレーションソフト(後述)を活用することにより、正確かつ安全な手術が可能となっています。たとえば図1のレントゲン写真では右側の下顎管が不鮮明ですが、その部分のCT画像(図2)では鮮明に現れ、手術時のドリリングにおける方向、深さなどを正確に決めることができます。また図3のようにカラー表示することで、骨の硬さも診断できるようになっています。なお当院ではたとえインプラント1本の埋入であっても、CT撮影を行い出来る限り安全を期して、患者さんおよび術者にとってストレスのない手術に臨んでおります。

図1~図3

また成功率については世界規模の統計で、下顎で97~8%、元々骨質が軟らかい上顎では下顎より数%低い値になっております。平成9年からインプラント治療を行っております当院におきましては、手術後および上部構造装着後を含め、脱落、抜去したインプラントは平成21年現在のところありません。

従来の方法からインプラントへの移行

隣接する歯を1、2本失った場合
  • ブリッジ

    両隣の歯を削って人工の歯をかぶせます

    ブリッジ
    • 噛む際に、削られた歯に負担がかかり傷みやすい
    • 歯根のない歯茎は、噛むことによる刺激がないため、次第にやせてしまう
  • インプラント

    インプラントを埋め込み、その上に人工歯冠を固定します

    インプラント
    • 健康な歯を利用しないため、自分の歯を保てる
    • 歯茎に噛む力がかかるので、歯茎を健康に保てる
奥歯を含めて複数の歯を失った場合
  • 部分入れ歯

    人工の歯を固定するために金属のバネで健康な歯に固定します

    部分入れ歯
    • 金属のバネをかける健康な歯に負担がかかる
    • 常に違和感がある
    • 金属のバネが見えて、見栄えが良くない
    • 金属のバネの間に食べ物が詰まりやすく、丁寧に掃除をしないと、虫歯や口臭の原因となる
  • インプラント

    人工の歯を両隣のインプラントで支えることもできます

    インプラント
    • インプラントは時間の経過とともにあごの骨と結合するため、歯を支える力は健康な歯とほとんど変わらない
    • 単独で処理するので、健康な歯をそのまま保てる
    • 外観も機能も天然の歯と変わらない感覚が得られ、違和感がない
    • 特別なケアの必要がない
全ての歯を失った場合
  • 総入れ歯

    人工の歯(入れ歯)を歯茎全体にかぶせます

    総入れ歯
    • 入れ歯がぐらついたり、ずれたりする
    • 硬いものが噛めない
    • 入れ歯が舌を塞いで、味がわからない
    • 食べ物が入れ歯と歯茎の間に挟まり、痛む
    • あごがやせてしまったために、年老いて見える
  • インプラント

    複数のインプラントを埋め込み、人工の歯を固定します

    インプラント
    • インプラントはあごの骨に固定されるため、ぐらつかない
    • 天然の歯と変わらない感覚で物を噛んだり、味わうことができる
    • 食べ物が挟まることはほとんどない
    • 天然の歯と同様の外観を保つため、年老いて見えることはない
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